Fibristalの副作用に対する警告
約1か月前なのですが、Fibristal(ウリプリスタル)に、カナダの保健省から警告(safety alert)が出されました。
Health Canada to conduct review of a new potential safety risk of Fibristal (ulipristal acetate), a medication used to treat fibroids
薬の副作用により肝臓に深刻なダメージを受けたという報告があったとのことです。稀なことのようですが、調査を進めるそうです。
医療従事者に対して、通知が行われています。
- 肝臓疾患のある患者に、Fibristalを処方しないこと。
- Fibristalを服用している患者に、最低月に1度肝機能検査を行うこと。
- Fibristalの服用を終えてから、2~4週間の間に肝機能検査を行うこと。
- Fibristalを服用中に、吐き気・疲れやすい・腹痛・黄疸などの肝臓に関する症状が現れた場合は、ただちに肝機能検査を行うこと。
ヨーロッパでは現在、Esmya(ウリプリスタル)の処方は中止されているようです。
アメリカでは、ウリプリスタルが承認される予定でした。しかしこの副作用の報告が原因かどうかは不明ですが、ウリプリスタルの調査期間を延長するとのことです。